ネタバレあり!FLYING SAPA 観劇してきました!
この記事を読んでくれているそこのあなた!
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
はしと申します‼︎
19回目の記事です。
筆者、6ヶ月半と11日ぶりに劇場で観劇してきました!(また細かい←
演目は宙組公演『FLYING SAPA』。
宝塚のイメージとは違う挑戦的な作品だと感じました。
以下、ネタバレ含みます。
まだみてないよ〜〜〜
という方はお気をつけください🙇♂️
さあ、本題へレッツゴー‼︎
音楽と映像を駆使した徹底的な世界観づくり
今回、音楽を担当されたのは2016年リオ五輪の閉会式で「君が代」をアレンジされた三宅純さん。
今回、三宅先生が作られた楽曲はどれも異空間に漂っているような、ふわふわとした、それでいて緊迫感を作り出す不思議な感覚を覚えました。
また、金属音のようなものも混ざっていたように思いました。
あの音、苦手な人もいるんじゃないかな〜
と思ったのですが、世界観を表現するには必要な音なのだろうと思います。
そして映像も様々なところで使われていました。
特に抽象的な表現のものは、
登場人物の感情をよりいっそう強く見せる効果があるのでは、
と感じました。
宙組生がみせた演技力とその振り幅
ゆりかさんが演じたオバクはまるで感情が欠落しているかのような静かな男性でした。
ただ任務を遂行するために仕方なく生きている。
できることならずっと眠っていたい。
そんなオーラに包まれている気がして、独特な役柄だったように思います。
自分の過去を知ってもなんの感情も湧いてこなかったオバクが、ミレナの意識の中に入ってからは人間味が滲み出ていました。
目を背けたくなるようなその姿に、
トップスターとしての真骨頂ではないかと感じました。
1番驚いたのは夢白あやちゃん。
水星時代のイエレナは銀髪ショート。
声も低く、過去に囚われているような女性。
対して地球時代は髪も長く、上品なお嬢様。
まるで別人でした。
よく役の振り幅なんて言葉がありますね。
全く違う2つの作品を見て言うことが多いのですが、1つの作品の中であれだけの差を見せてくれたのは震えました。
しかも研4。。
ある意味おそろしいです。。。
そして若翔りつくん。
グリープは1幕終わりに、ミレナに殺されてしまいますが、、、
その時の死ぬ体勢がすごい。
かなり長い時間あの体勢でいると思います。
シンプルにすごいです、、笑
血のぼってまうよ!!!!!
誰か回収してあげて!!!!!!
ってなりました笑
『FLYING SAPA はSFドラマ』の意味はどこにあるのか
ここからは物語の解説をしていく感じになるかと思います。
まず、1幕で全然話が進まない。
ですが、それでいいのだと思います。
SFなので、
ここはどこなのか、
いつなのか、
どういう世界なのか、
という説明があります。
とはいえ、プログラム読んでおかないと危なかった気がします😅
そしてオバクとミレナは無法地帯と化したクレーターに入ります。
1幕ラスト、ミレナはグリープを殺したことにより記憶が少しずつ蘇ってきます。
そのことにより、
謎が少し解明してくるか??
と思いきや、
逆に謎が深まる一方で幕が下りてしまいました。(もうここで完全にサパの世界に引き込まれており、速攻でプログラム開きました←
そして2幕。
あれ、意外とあっさりわかっちゃうじゃない?
これでいいの???
こんな簡単に過去が分かってしまって、このあとどうなるの?????
と思いました。(ちなみにここの地球時代はみんな、特にオバクは人間味がしっかりあってなんだかホッとしました←
しかしこれはウエクミ先生の作品。
ここからの展開が尋常じゃない。
エグい。
えぐすぎる。。。
ミレナをミンナにしたブコビッチ。
最初は娘を実験台にするなんてとんでもないお父さんじゃないか、、
と思っていたのですが、過去にあんなことがあったとは。
人と人の差、言葉や宗教の違い。
人々の憎しみや悲しみ、怒り、戦争などのつらい体験。
このようなことがなければ、
その記憶を消すことができれば、
みんな同じであれば、
こんな経験など必要ない。
誰も失わずに済む。
1人になんかならない。
誰も寂しくない。
ある意味、ブコビッチの優しさなのかもしれませんね。
筆者が1番考えを巡らせたのはそのあと。
結局、ミレナはミンナになったという解釈をしました。
つまりミレナの中には全ての人のデータが集約されている、ということになる。
そうなると、、、
あのラストのあの展開は妙に明るい気がします。
人々は希望に満ち溢れているということを表しているのだろうか。。
2年後という設定らしいので、まあ良いのかなとも思います。
しかし、あのラストは
全てのデータが集約され、ミンナとなったミレナの空想の世界では、、、
という考えにもなりました。
もしかしてSFってこの場面のこと???
サパの世界と現実世界をリンクさせて考えてみます。
ラストの水星を出発する前までは現実世界にもあり得ることや感情、戦争などの実際にあったことも描かれています。
ですが、ラストの全員が全員、希望に満ちた明るく素敵な笑顔をみせる世界はなかなかないのでは???
物語の中でも「FLYING SAPA」が出てくるのははあの場面だけ。
もしかしたら物語としての結末は、
現実にはない「SFの世界」なのかもしれません。
ちょっと、考えすぎですかね……?笑
『FLYING SAPA』を宝塚でやった意味
見ればわかる、というより、
公演始まる前から
宝塚がSF!??!???!?
(誇張が激しい←
と話題になっていました。
幕が開いてからも宝塚としては異色だと話題に。
筆者もそのように感じました。
ウエクミ先生の挑戦的な作品だと感じています。
サパは宝塚ではない、
という意見もあるだろうなと思います。
キラキラしていて、
華やかで、可憐で、
それでいてかっこよくて、
美しくて、
まぶしい夢の世界。
悲劇をやってもフィナーレやパレードで明るく、煌びやかに締める。
それが宝塚の定番だと思います。
しかし、そこをいい意味でうまくぶっ壊したのがサパなのではないかと思います。
宝塚でやるからこそ、
物語に詰まっているメッセージがより強くなるのではないかな、
と感じました。
また、例えば、外国のSF映画の設定や結末ってかなりぶっとんでることって多いと思うんです。(筆者の偏見が入ってるかもですが…
でもサパは設定がSFなだけで、
内容としてはかなりの人間ドラマだと思います。
なので、SF映画とは違って、比較的見やすいかと思います。
まあ、その分人間そのもののことを描いてるので、ぐさっぐさ刺さってくるかと思いますが、、😅
久しぶりの宝塚!純粋に楽しかった!!
さて、個人的に久しぶりに劇場で観劇できたということで、シンプルに楽しかったです!
演目が宝塚としては異色といえども、色々と思考を巡らせることができ、とても楽しかったです。
まあ、ウエクミ先生の作品を劇場で見るのは初めてだったので、ウエクミ節に震えました。
何回も、何回も鳥肌が立ちました!!
見た人それぞれの考え方や感じ方があると思います。
気になります。
語り合いたいぐらいです笑笑
円盤買いまーーーーす♪
そして、なんと、やっと、、、、
星組さん見れることになりましたーー!!!!
やったあああああああ
嬉しすぎるうぅぅぅぅうううう
4月のチケがとび、
8月のチケがとび、
もうことなこお披露目も、みつるさんの最後も見れないのか、、、
と思っていましたが、なんとかライブ中継のチケをゲット!
3度目の正直です。
直接、劇場で見ることが叶わないのは悔しいですが、映画館でたっぷり堪能してこようと思います!
長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました🙇♂️
次回‼︎
3度目の正直!
眩耀の谷〜舞い降りた新星〜/Ray -星の光線- ライブ中継行ってきました‼︎
を予定しています。
予定です、書けるといいね!(書きなさいよ←
#愛してるよ宝塚歌劇団
はし。
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